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科学論文から見てみると・・・
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ストレスとクリエイティビティ(創造力)との関係については、これまでに、たくさんの研究が行われています。
アメリカの研究者たちが過去の79研究を総合的に分析し(メタ・アナリシス)、その結果を2010年に発表しました。
上図のように、「ストレス要因が増えると、創造力が低下する」という傾向が出ていることがわかります。
ストレス要因が1つだけの場合は、創造力の低下は若干程度ですが、ストレス要因が2つになると、創造力は大きく低下しています。
前ページのストレスケア・コムの調査データと類似する結果です。
ストレスが高くなると、クリエイティビティ(創造力)が低下して、アイデアが出にくくなることが示されています。
アイデアが必要なときには、一生懸命に考え続けることも必要ですが、ときには息抜きをして、リラックスした状態をつくり出してみると、思わぬアイデアがふっと浮かんでくる可能性があります。