マスコミ、流通・小売りの人はストレスが高く、官公庁の人はストレスが低い
業種別のストレスは、下記の通りでした。(ストレスの高い順)
| 業種別ストレス | スコア |
1 | 新聞/放送/出版/広告 | 52.5 |
2 | 流通/小売 | 52.0 |
3 | 運輸 | 51.7 |
4 | コンサルタント・シンクタンク | 51.7 |
5 | サービス業 | 51.5 |
6 | 金融/証券/保険 | 51.5 |
7 | その他の産業/業種 | 51.3 |
8 | 商社 | 51.1 |
9 | 情報処理/ソフトウェア | 51.1 |
10 | 建設/建築 | 51.0 |
11 | 製造業 | 50.7 |
12 | 通信サービス | 50.6 |
13 | 介護施設 | 50.5 |
14 | 学校/教育機関 | 50.4 |
15 | 農林/水産/鉱業 | 50.3 |
16 | 医療機関 | 50.2 |
17 | 専門サービス(弁護士/会計士など) | 50.1 |
18 | 不動産 | 49.1 |
19 | 官公庁/地方自治体 | 47.8 |
20 | エネルギー | 47.6 |
(*男女年代別構成比による調整後。スコアは全体平均を50としたときの偏差値)
ストレスの高い業種のトップは、新聞/放送/出版/広告などマスコミの方でした。昔から、マスコミの仕事はストレスが多い仕事と言われていました。近年は、インターネットなど新メディアとの競争も激化しているためか、ストレスフルな状況が続いているようです。
第2位は、流通/小売の方でした。消費がなかなか伸びない環境の中で、販売の現場は、かなりストレスフルな状況になっているようです。
第3位は、運輸関係の方でした。運輸関係の事故が起こったときには、仕事のハードさがよく報道されます。運輸関係の仕事をしている方は、かなりストレスが高くなっているようです。
一方、官公庁/地方公共団体などの公務員の方は、ストレスが低い傾向がありました。
民間企業では、エネルギー産業の方のストレスが低くなっていました。
公務職場は、他の職業と比べると職の安定が保たれています。また、エネルギー産業には大企業が多く、民間の中では職の安定が保たれているほうです。「職の安定」は、ストレスに大きな影響を与える要因の一つです。「職の安定」との関係については、
こちら をご覧下さい。
*Data Weighting
ストレスは、性別・年代によって有意な差があります。詳しくは、
こちら。
「若い女性」が多い集団では、平均ストレスは高くなり、「中高年の男性」が多い集団では、平均ストレスは低くなる傾向があります。
業種別のチェック者構成比は、上記のようになっていました。
集団の人口構成比によるバイアスを減らすため、男女差、年代差が出ないように標準化したデータ(Zスコア、偏差値)を用いています。