「人間関係の改善」と「仕事のプレッシャー低下」があった
大震災後に、ストレスが下がった要因として、「人間関係の改善」と「仕事のプレッシャーの低下」が挙げられます。詳しくは、
こちら。
絆が大切にされ、各地で助け合いが起こるなど、震災後は、ストレスの大きな要因である「人間関係」が向上しました。
また、「仕事どころではない」という状況でしたから、仕事のプレッシャーも減っていました。早期帰宅も推奨され、長時間労働も改善されていました。
震災、余震という大きな「自然ストレス」がありましたが、「ソーシャル・ストレス(社会的ストレス)」の低下がカバーしていたと考えられます。
震災直後にストレスが下がったことから、何を学べるか?
大震災後にストレスが下がったのだとすれば、そこには、何らかのヒントがあるはずです。
おそらく、大震災のショックによって
「価値観を変化させられたこと」がストレスに影響を与えたのではないかと考えられます。
一時的なことかもしれませんが、大震災が起こったことで、普段は忘れがちになっている「本当に大切なこと」を認識させられた時期だったとも言えます。命、家族、人と人のつながり、助け合いなど、普段は、その大切さを忘れてしまっている場合もあります。
「本当に大切なこと」を思い出すと、日常のストレスが相対的に小さく見えてくるものです(トリビアライジング)。
そこに、震災時から学べる「ストレス軽減のヒント」がありそうです。