「株価」が上がるほど、生活に「笑い」が増える
過去10年間の株価とストレスチェックのデータをもとに、株価を1000円ごとに区切り、株価別に集計してみました。(取引所が開いていた日のみ。2436日分)
株価によって、私たちの日常生活はかなり影響されていることがわかりました。
特徴的なものは、「笑い」の指標です。株価が上昇すると、「生活の中でよく笑っている」という項目をチェックする人が、20%程度から30%程度に増加します。
「笑っている」人の数が1.5倍程度に増えるというのは、ものすごいことです。株価の心理面への影響力は、かなり大きいようです。
(赤い点線は、傾向線。以下同)
「株価」の上昇で、いろいろな気分が改善される
「株価」の上昇は、気分を向上させる効果があるようです。「イライラ」が減り、「憂うつな気分」が低下する傾向も見られました。
■ 株価が上がると「イライラ」が低下
■ 株価が上がると「気がかりなことがある」が低下
■ 株価が上がると「憂うつな気分」が低下
■ 株価が上がると「職の不安」が低下
上記各項目に対して、株価が直接的に影響しているのか、間接的に影響しているのかはわかりませんが、いずれにしても、株価の推移は、心理面に一定の影響を与えていることがわかりました。
さらなる調査が必要ですが、株価の上昇が生活の中に「笑い」を増やしてくれて、「イライラ」や「不安」を減らしてくれるのだとしたら、株価は経済面だけでなく、心理面においても重要な指標と考えられます。