社会人は、2~3月、7~8月にストレスが高くなる!
月別のストレス度は、下記のようになっていました。
社会人のストレスは、2月、3月に一番高くなっていました。
企業や官公庁では、3月の年度末に向けて仕事が忙しくなる時期です。翌年度の計画づくりなど、翌年度の準備もしなければなりません。人事異動を控えている人は、準備や引き継ぎなどで忙しくなります。そうしたことが、2月、3月のストレスを高めていると考えられます。
また、この時期は、寒さがまだ抜けておらず、花粉症の時期でもあります。気象環境が影響している可能性もあります。
年間で、2~3月の次にストレスが高いのは7~8月の暑い時期でした。ストレスは気温と密接に関連していて、暑い時期にはストレスが高くなる傾向があります。
社会人は、春先は「心」のストレス、夏は「体」のストレス
「体調面」と「心理面」に分けて見てみると、次のようになっていました。
2月、3月は、「体調面」よりも「心理面」のウェイトが高くなっていました。春先は、心理的なストレスが高まりやすい時期であることがわかりました。
それに対して、7月、8月は、「体調面」のウェイトが高くなっていました。夏には、「心理面」よりも「体調面」でのストレスが高くなるようです。
このグラフから読み取れることは、春は心理面のケア、夏は体調面のケアが、ストレスケアのポイントと言えそうです。
社会人は、5月、10月はあまりストレスを感じていない
年間でストレスが一番低くなっていたのは、5月でした。5月は、季候が良く快適に過ごせるうえに、ゴールデンウィークの大型連休もあるため、ストレスが低くなっていると考えられます。
また、ここでは表示していませんが、季候が良いためか、5月にはコーピング(ストレス対処)の指標が非常に高くなっていました。運動や趣味などをする人が増えるため、ストレスが症状として表れにくいのではないかと考えられます。
年間で、5月の次にストレスが低かったのは、10月でした。10月も季候の良い時期です。趣味や運動などのコーピング活動もしやすい時期です。
年間を通してみると、5月、10月などの季候の良い時期は、ストレスをあまり感じずに過ごせる、快適なシーズンのようです。
学生版の月別ストレスについては、
こちら をご覧下さい。