学生は、7~9月にストレスが高い!
学生の月別ストレス度は次のようになっていました。
学生の場合は、7月、8月、9月の時期が一番ストレスが高いことがわかりました。
7月から9月は、非常に暑い時期ですから、「体調面」のストレスも影響しています。ただ、「体調面」、「心理面」に分けてみると、「心理面」のストレスもかなり高い値を示していました。
夏休みが終わりかけて、「もうじき学校が始まる」という8月後半は、学生の場合、年間でも非常にストレスの高い時期となっています。夏休みの後半は、特に、ストレスに気をつける時期と言えそうです。
学生は、3月、4月は悩みが多くなる
年間で、7月~9月の次にストレスが高い時期は、3月でした。新しい学年が始まるに当たって、授業のこと、クラス替えのこと、友達のこと、先生のことなど、様々な悩みが頭の中に浮かんでくる時期です。
当サイトのお悩み相談コーナーでも、3月には、4月からの不安を訴える相談が特に増えます。「予期不安」が出てくる時期と考えられます。
学生の場合、4月に入ってからも、心理的なストレスは続きます。新しい環境に対応するために、心理的には負担の大きくなる時期とみられます。
ただ、ここには表示していませんが、4月には、遅刻や欠席など、「行動面」に表れる症状は大きく改善されていました。新たな気持ちで「また頑張ろう」という意欲が行動面に表れているのではないかと考えられます。
新たな学年が始まる4月は、心理的には負担が大きいものの、行動としては意欲的な行動が起こっているようです。
学生は、5月は社会人ほどストレスが下がらない
「5月病」は、学生のケースがよく取り上げられますが、学生の場合はありうることと推測されます。総合的なストレスレベルは、5月にはあまり高い値を示していませんが、社会人と比べると「心理面」「体調面」でのストレスがあまり低下していませんでした。
社会人の場合は、「心理面」「体調面」ともに、5月はガクンと低下しているのに対して、学生はほとんど下がっていません。「5月病」と言えるかどうかはわかりませんが、心理的、肉体的に疲労感の強い人が多数含まれている可能性があります。
学生は、1月は比較的良い心理状態になっている
学生の場合、ストレスが一番低い時期は1月でした。
詳細に調べてみると、「やる気がしない」、「投げやりな気持ち」、「憂うつな気分」といった指標が低くなっていました。
新たな年を迎えて、やる気を持って、比較的意欲的に過ごしている様子がうかがえました。年が明けて、リフレッシュされた心理状態になっていると言えるかもしれません。
4月の新学期を迎えるときほどのストレスはなく、心理的には、一年間の中では一番充実した状態になっているようです。
社会人の月別ストレスについては、
こちら をご覧下さい。