【中高生版】 中高生のときにつらい思いをした人の動画(海外)
海外動画で、中高生のときにつらい思いをした人の話を聞いてみましょう
世界の多くの人たちが見ている海外の動画を見てみましょう。
海外でも、中学生、高校生のときに、いじめ、自殺未遂、リストカットなど、苦しい思い、つらい思いをした人たちはたくさんいます。
そういう人たちが、当時何を考えていて、今何を考えているのかを知ることは、参考になるかもしれません。
ユーチューブ(配信元はTED)からピックアップしました。
日本語字幕をつけて、見て下さい。スマホによっては、字幕をうまくつけられないかもしれません。そのときは、パソコンなどで字幕をつけてご覧下さい。
高校生のとき「怪物だ!焼き殺せ!」と言われていじめられたリジーの経験
世界で500万回近く見られているビデオ。多くの人が「勇気づけられた」と言っています。
(日本語字幕は等で選択)
世界に3人しかいない難病を抱えているリジー(24歳)。
片方の目しか見えず、体重は増えない。生まれてきたこと自体が奇跡と言われた。
リジーは、その外見で、子どもの頃から、ずっといじめにあってきた。
「醜い」「モンスター」と言われ続けてきた。
高校生のとき、誰かがユーチューブに彼女のビデオを投稿した。
「世界一醜い女だ」
「モンスターだ。焼き殺せ」
「リジー、頼むから、世界のためだと思って、銃で自殺して」
と、心ないコメントであふれた。
リジーは泣き崩れた。
でも、リジーは負けなかった。
「私を決めるのは、彼らじゃない。
彼らを見返してやろう」と。
そんな彼女のストーリー。
彼女の結びの言葉は、
「勇気は、ここから始まる Brave starts here.」
数千のコメントが寄せられています。
「毎日文句ばかり言っている、自分が恥ずかしい」
「トゥルー・ビューティ(真の美しさ)を持っている」
「ラブ・ボタンがあれば絶対にクリックする」
「心に響いた」
「私が見た人の中で一番美しい女性だ」
中学、高校のときに自殺未遂を繰り返したマークの経験
再生回数は、380万回以上。自殺しか頭に浮かばなくなった心理が語られています。
(日本語字幕は等で選択)
マークは、中学生になったころから、ひとりぼっちの孤独感を抱えていた。「自分はダメな人間だ」と思い、自殺願望が消えなかった。
中学2年生のときに、教室で自分の首を切り、死のうとした。そのとき、男性の進路指導員が体当たりをしてきて、死ぬのを止められた。
彼は苦しかった。自殺を止めてもらったが、ずっと暗闇の中にいるような気持ちで、孤独感は続き、苦しみは消えなかった。
15歳のとき、橋の上に登り、飛び降りようとした。
「あと、もう一日だけ生きるべきか?」
彼は、自分に問いかけた。
「でも、もうこれ以上傷つきたくないんだ」
マークは、体を前に倒した。橋の縁から足が離れるのを感じた。
そのときだった。誰かに腕をぐいっとつかまれた。見ず知らずのおじさんが腕をつかんで、彼を救ってくれた。マークは、ぐったりとしていた。
その後、彼は自分がうつ病だということを知り、治療をすることにした。
そして、彼は生きることを決めた。
大人になって、彼は結婚し、子どもができた。ひとりぼっちではなくなった。
彼は「助けてもらって、本当によかった」と思っている。だから、死にたいと思っている中高生を救いたいと思って、講演などをしている。
自殺未遂から、十数年後、ある番組で、マークは橋の上で自分を救ってくれた人と再会した。
言葉にならず、二人は抱きあった。マークの目から涙があふれた。
命を救ってくれたのは、マイク・リッチーという人だった。
出典:CTV Canada
マークは、奥さんと小さな子どもを、彼に紹介した。
「あなたのおかげで、今、こんな家族に囲まれて暮らしています」と。
<マークの経験から>
「死にたい」と思っているときは、うつ状態で、自分の世界が極端に狭くなり、認識できる範囲がものすごく狭くなってしまう。
だから、「死ぬ」という選択肢しかないように見える。
でも、うつ状態から抜け出せば、認識できる範囲が広がり、「死ぬ」以外にも、自分の苦しみを終わらせる選択肢があることに気がつく。
まずは、うつ病の治療を。
出典サイト:YouTube, TED, CTV Canada