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「急性ストレス」と「慢性ストレス」
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ストレスを、時間軸で分類すると、「急性ストレス」と「慢性ストレス」に分けることができます。
「急性ストレス」は、突然の変化や、危機的な状況に遭遇したときなどに起こるストレスです。
(例)
・地震や台風などの自然災害に遭遇した
・朝、電車に乗ろうとして駅に行ったら運転中止になっていた
・突然人事異動を言い渡された
・恋人や知人と突然お別れすることになった
このような急な変化や予期せぬことが起こったときに感じるストレスが「急性ストレス」です。
現代社会は、変化の激しい社会と言われています。特に、ビジネス社会では、予期せぬことや、突然の変化が起こりやすくなっています。
急性ストレス下においては、判断ミスや意思決定のミスが起こりやすいと考えられています。
「慢性ストレス」とは、持続的なストレスです。
(例)
・人間関係がうまくいかない人がいて、ずっとイライラが続いている
・長時間労働が続いていて、疲れがたまっている
・近隣でずっと騒音が続いていて、イライラする
安定した社会では、どちらかというと、「急性ストレス」よりも、持続的な「慢性ストレス」のほうが多いと考えられています。
「慢性ストレス」がたまっていくと、心身に大きな悪影響を及ぼすことがあります。