気分転換をする
ライフスタイルを変える
休息をとる
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本格的にケア&キュアする
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気分転換とは?
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1 悩みが深いときほど、「気分転換法」を活用しましょう
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ストレスの発見者ハンス・セリエ博士は、ストレス解消のために「気分転換」を重視していました。
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ストレスを抱えていると、ストレスの対象にばかり意識が行ってしまいます。
問題を解決することは重要ですが、あまりにもそのことばかりに意識が行ってしまうと、ストレスの対象に自分がはまりこんでしまって、本当の問題解決策が見えてこないことがよくあります。
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そこで、別のことに意識を向けるようにすることによって、一時的にストレスの対象に意識が行かないようにして、心の余裕を作るのが「気分転換」です。
たとえば、仕事のことで深く悩んでいるようなとき、あえて海外旅行にでも行ってみます。一種の逃避ですから、根本的な問題が解決するわけではありません。
しかし、旅行中に、素晴らしい風景を見たり、おいしいものを食べたりしている間は、一時的に仕事のことを忘れることができます。
そんなことから、気持ちの余裕が生まれたり、視野が変わったりして、帰国したときに、仕事上の問題解決に役立つ良いアイデアが生まれてくることもあります。
別の言い方をするなら、気分転換は一種の「脳の休息」と言うこともできます。 上の例で言うなら、旅行をして素晴らしい風景を見たり、おいしいものを食べたりしている間は、それらを感じるための脳が活性化され、仕事のために使っている脳は活動が低下しています。 いわば「遊び脳」が働き、「仕事脳」は休んでいるようなものです。 休息をとった「仕事脳」で問題解決策を考えれば、新たな解決策が見つかる可能性も出てきます。
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2 「気分転換法」のメカニズム
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セリエ博士は、「ストレスはバランスをとるためのサイン」だと考えました。ここでは、「重い荷物を持つ場面」を用いて、図解してみましょう。
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今、右手に重い荷物を持ったとします。
右手は、重みを感じて、だんだん疲れてきます。
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重みを感じているというのは、すなわち「ストレス」を感じているということです。
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もし、このまま右手でずっと荷物を持ち続けてしまうと、やがて右手に障害が起こってくるかもしれません。
そこで、右手は、「ストレスがたまってきていますよ」という緊急信号を脳に送ります。
この情報を受けて、脳は、「左手に持ち替え、バランスをとりなさい」という指令を出します。
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脳からの指令を受けて、荷物を左手に持ち替えます。
こうした行動によって、部分的にストレスが集中しないように、体全体でバランスをとっているのです。
ところで、荷物を左手に持ち替えたとき、右手は何をしているでしょうか? 右手は休んでいます。
見方を変えれば、気分転換とは、ストレスが集中した部分を休ませることでもあるのです。
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上の図からもおわかりのように、ストレスというのは、「ある部分にエネルギーが行きすぎていますから、バランスをとって下さい」というサインと言えます。
たとえば、「仕事で強いストレスを感じている」という場合は、「仕事にエネルギーが行きすぎているので、少し仕事のことから意識を離して、趣味を楽しんだり、家庭生活を楽しんだりして、生活全体のバランスをとって下さい」というサインなのです。
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3 「気分転換」してはいけないとき
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たとえば、疲れていて体全体がだるいときには、右手だけではなく、左手にもだるさがあるはずです。そんなときには、右手から左手に荷物を持ち替えても効果がありません。
このようなときには、まずは、体全体のエネルギーを回復するために「休息」をすることが一番重要になります。
全体的にエネルギーが減っているときには、「気分転換」をするのではなく、「休息」をとる必要があります。
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4 「気分転換」の仕方
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気分転換の基本的なやり方は、現在と違うことをおこなうこと。現在考えていること、悩んでいることとできるだけ離れたこと、まったく違うことを考えることです。
「日常」に対して、「非日常」を作り出すことも有効です。旅行などをしてみるのもよい方法です。
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5 タイプ別気分転換法選び
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